すんごい久しぶり

月日の経つのは早いもので、何してたっけって感じだな。

年明けたと思ったらもうすぐ二月だよ。

あと何年人生を楽しめるんだろうな〜んて考えると酒の味がまずくなちゃうんだよなあ〜。

ガキのころは遊び心がすごいあって常にネタ探してたっけ。

小学校のころなんて面白かったなあ。

俺んちの近くに住んでた悪ガキ四人組。

うちのお袋が当時食堂やってて、まあ〜よしゃあいいのにそのガキんちょに振舞う。

まあ俺としてはありがたがられるてことと友達が喜んでる姿を見るのが気持ちよかった。

ある日のこと、その悪ガキ四人衆と池でザリガニを釣って遊んでいた。ザリガニってのは何でも食べる。

餌がないときは浅瀬にいるおたまじゃくしが餌だ。たもでおたまじゃくしをすくっては餌にする。

夕暮れ時、悪ガキの一人が「腹減ったなあ〜」と言い出す。何回も俺んちに飯を食いにきてるこいつらは遠慮ちゅうものを知らない。

「なあお前んとこなんかない?」って平気な顔で突き刺さる。

そのたびに「家に帰れ!」って言ってやるが育ちがいいヤツらなのでびくともしない。

その日はチョピリ機嫌が悪かった。

餌のおたまじゃくしと釣り上げたザリガニ(でかいのは当時マッカ−サ−)なんて呼んでたっけ。
バケツに入れ持ち帰った。

当然やつらもついてくる。背後霊みたいなやつら。

家に帰ると食堂の仕込を終えたお袋がてんぷらを揚げていた。

ずうずうしくもやつらの一人が「おばさん!こんばんは!」っと満面の笑みで言う「うまそ〜」と落ち合わせでもしてきたかのように。

当然「食べてくか?」っとこうなる。

ほんとに見ていて腹が立った。

しかもよく食う!

頭にきたのでザリガニもおたまじゃくしも天ぷらにしてやった俺。

がんがん減っていく天ぷら。俺は笑いを堪えるのに必死。

すると一人が言った「にが〜!」ザリガニか?

はたまたおたまじゃくしか?形からするとおたまじゃくしだったな。

初めての学習「おたまじゃくしはにがかった」

天ぷらの皿はきれいにかたずいた。

おたまじゃくしは6匹入れたのにザリガニは3匹にがかったのは1匹だけ??

何かを食べると病気になるとか叫ばれるこのごろ実にたくましい悪ガキ四人組!

もちろん、腹の中にはギョウチュウもいただろう四人組。


先日その中の一人と飲んだみんな元気に錦してるらしい。

全員会社の社長らしい。なぜか分かるような気がするな。