今日仕事が早く終わった。

暇だったので友達の家に遊びに行った。
飲み屋で働いている奴なので訪ねるのは三時過ぎ。呼び鈴鳴らした、起きたてのほやほや。

「ま〜いど、上がってりゃぁ」いつものように出迎えてくれるのは、眠気顔の友人と愛想はいいんだけど見苦しい顔した白い雑種犬。

暑いのか舌を出してハアハア言ってる。

相変わらず雑然とした部屋。「きったねえ、掃除婦雇え!」ッテ言ったら、「金出すわ、掃除してって」だと。金額によっちゃあ考えてもいいと思って、「いくらで」と聞いた。
丸ごと掃除して2000円。それじゃまるでお掃除おばちゃんと一緒でわないか。低調に断った。

男所帯にうじがわくとはよく言ったものだ。そうゆう僕も似たようなものだが。

しばらくすると「ちょっとシ〜メ〜(飯)買ってくるわ」と言うことで留守番を頼まれた。

「行っておし〜め〜」って言うと、にやっと笑って「まだ酒残っと〜へんか?」といって出て行った。

それからは友人の家で見苦しい犬とランデブ〜。「変な顔しとるな〜お前」音楽ビデオ見ながら犬と会話した。

二十分たった友人はまだ帰ってこない。「遅っせえなあ、つまらん!」彼のテ−ブルの上に油性のマジックを見つけた。

僕は犬に眉毛を書いてしまっていた。

めちゃくちゃ笑える。かなりハンサムになった。ええぞ!いつも笑ってる。素晴らしい!

友人が帰ってきた。まだ気づいてない。そのうち「あっ!おまえ!」友が笑った僕も笑ったそして犬は笑い続けた。

今日はとりあえずいい日だった。