J さん

昨日、Jさんとの打ち合わせで夜九時15分くらいの新幹線に乗って京都まで行った。

何十年かぶりに乗る新幹線、なぜか妙に胸が高鳴る新幹線。

同行のヴォ−カルのTチャンが一緒。

一人だったら乗れなかったかも知れない新幹線。昔の緑の窓口も今は緑色がなくなっていたな。

「何んだあ〜わっか〜せんがや!」の連発。

金魚の糞状態で彼女の後に続いた。

新幹線のホ−ムで缶コ−ヒ−を買った。「何んだあ〜!冷えと〜せんがや!」

新幹線に乗って、ものの30分ちょっとで京都に到着。

さすがに超特急!

昔と比べりゃ顔も何かイケメンって感じだもんな。

その後地下鉄に揺られること10分、現場のライヴハウスに着いた。

丁度本番が終わったところで、控え室は熱気でムンムン!しかもク−ラの調子が悪い。

まさに、土木現場の詰め所と同じ熱気だった。「う〜わ!」って感じかな。

俺はふっと思った、「こんな感じで打ち合わせが可能かな?」

暫くするとマネ−ジャ−が入って来て「お疲れ様でした!打ち上げの準備が整っているので皆さんご用意ください!」


わけも分からず引率される僕等。

それから、打ち上げ現場でビ−ルを飲みながら、Jさんと少し次回のライヴの話をしていたとたん、

東京のお〜金持ってそうな〜着物を粋に着崩した〜チョイ悪オヤジが〜ホステス風の姉ちゃん両手に登場。

何でJさんの前に座るのよ〜!


Jさんを持っていかれてしまった。

「オイオイJさん、打ち合わせはどうなるの?」と目で訴えたが届かなかった。

刻々と時の過ぎるのと同時に、我が食道にビ−ルが注ぎ込まれる「ヤバイ!少し酔ってきた」っと思ったら

Jさんそのチョイ悪オヤジと花町へ・・・行ってしまった・・・僕は前歯が一本抜けた顔になっていた。

次のライヴの打ち合わせに名古屋から出かけた僕等のミッションは失敗に終わった。

結局、京都にビ−ルを飲みに行っただけである。

帰りは音響担当のH君の車で名古屋へ。

帰宅したのは朝の5時。

母親と鉢合わせし、「ええ年こいて朝帰りとは情けない〜大体自己管理できんのか、おみゃ〜さんはよお〜!」

さんざんいやみを言われ、暫し仮眠。一体どうなることやらJさんのライヴ。

明日は何かいいことあ〜りますように〜

なぜか

最近よく夢を見る。

なぜだか幼少の頃の夢。

僕が小学校4年の頃、まだ僕らの村には駄菓子屋が3軒しかなかった。

一軒は八百屋との合体型。一軒は文房具との合体型。もう一軒はお好み焼きと合体した僕らの溜まり場の駄菓子屋。

ほとんど毎日友達と居たっけ。

山でカブトムシやらクワガタムシを取ってくると買ってくれる。

”源屋”通称 ゲンパ って名前のファンキ−な駄菓子屋。


そこのおばちゃんがたまに僕らに言うんだ。

「ちょっと買い物に行って来るから店番しとれよ」と、まあまるで僕達を使用人のように使うのである。

しかしその店番にはメリットもあった。 (いつも店番は僕達オンリ−)

冷蔵庫にある食材でお好み焼きをただで作って食べてもいいという。

銭のない僕等ガキンチョには結構楽しい店番だった。

豚肉、えび、イカ たまご の超特盛をおばちゃんが帰ってくるまでに作る醍醐味。

おばちゃんが帰ってきて食材が減っててもそれはそれで暗黙の了解。

しかし、帰ってきてもまだお好みを焼いていると「てみゃ-らええ加減にしとけ!」とどやされる。

今考えると何かを教えたかったのかと考えてしまう。

ある日またいつものように店番を頼まれた。

僕はそん時、十四男ってヤツと店番だった。こいつがまた悪ガキで・・・

その日に限っておばちゃんの帰りが遅かった。

八月の暑い日、あんまり遅いんでアイスキャンデ−5本とお好みウルトラスペシャル。ア−ンド、ミリンダ2本づつを・・・

盛り上がっていると。3歳くらいの子供をつれた女性は入ってきた。

一応店番の僕達はそろって「イラッシャイマセ」。

「あらぼくたち偉いね〜お手伝いしてるの?かき氷ってできる?」って聞かれた。

「うん?はい!何が良いですか?」「じゃイチゴミルクね」。

僕たちが手分けして作ろうとした瞬間。

その子供が手にする何だったっけ?マジンガ−Zだったかな・僕たちが欲しがってた超合金をかじってた。

十四男が僕に「あれ見て!ええもん持っとるなチビ」と言った瞬間に僕たちの遊び心が目覚めた。

まずは、かき氷をかき氷皿に敷き詰め、その上にイチゴシロップを、またかき氷をしき、その上に”マヨネ−ズ”を再び、かき氷を乗せイチゴしろっぷでイチマヨの出来上がり。


おまちどうさま!満面の笑みで持って行った。

暫くするとおばちゃんが帰ってきたのでバトンタッチ。

 その女性は子供に僕達の作ったかき氷を食べさせていた。

僕たちが店を出ようとした時、子供の泣き声が聞こえてきた。と同時に「ちょっと!なにこれ?!」と言う叫び。

「ヤバ!」てんで店を逃げ出した僕ら。

日を変えてまたその駄菓子屋に行ったら。「おう!くそボウズ」かき氷にマヨネ−ズ入れたらいかんだろ」と笑いながら。

十四男の馬鹿がすっとぼけて「あれ練乳じゃないの?」なんて言ったら、そこの親父が十四男のあたまにあられをぶつけた。

後で話を聞いたら、おばちゃん始めに謝ったがあまりにくどいんで逆切れしてしまったらしい。


僕等に加勢したせいか機嫌がよかったんだな、多分。

子供のやったジョ−クだって豪語したらしい。ってことであまりおとがめはなかった。

しかしその日を境にマヨネ−ズは遥か高い棚の上に。

ニヤッと笑って十四男が言った。「まだ味噌がある。今度は宇治金時だ」悪魔のようなヤツだなっと思った。

あんな頃は毎日がエクサイティングだったな。

年を取ると子供に帰る、って聞いた事があるけど、ボケ爺になっらやちゃうかもな回転寿司のシャリ残しのネタ取り。

馬鹿なこと考えてないで今日はもう寝よう。

Lさんのライヴ

昨夜演劇仲間のHさんとzep名古屋にライヴを見に行った。
Lさんはjazz界のtopレベルの歌い手。

引きずるような色気のある歌声で観客を自分の世界にいざなうとこなんかはさすがに世界に通じるものを感じたね。

そのLさんのいとこが20年前に僕のやってた飲み屋で結婚式をあげた。

底抜けに明るい酒の好きな新婦。

旦那はfromメリケン、なぜかあの日のことを思い出してしまった。

確か日柄は仏滅、第二次世界大戦が始まった日。

ご両人曰く、最低から始めたい。とのこただった。

初めて結婚式を店でやるってんで下準備に力を入れたクス球にヴァ−ジンロ−ド。クス球の中には紙ふぶきと白い鳩が二匹。

店の中を教会風にレイアウトするなど用意はばっちり。

当日、陽気な新婦ってこともあって、30人くらいのはずがなんと100人を越える人数が来来。ライララライ

駐車場に人があふれるって感じになってしまった。

来客すべてが一度は店の中に入りたい人たちでごった返し、せっかくのヴァ−ジンロ−ドは田んぼのあぜ道状態。


指輪交換の時に新婦が駆け寄り僕の耳元で「指輪忘れちゃったんだわ誰かそれっぽいのもっとらんかな?」わやである。

何とか、現地調達の借り物エンゲ−ジリング。

神父は飲み屋で知り合った神父らしいひげの白人。完璧である。

ここまで来るとなぜか笑えてくる。

その頃の彼女は英語がまだ不慣れだったらしく神父らしき人の前で結婚の言葉を交わす際に「今なんて言った?」俺だって分からんちゅ-に!

みんなが笑った。

ケ−キ入刀ぐらいから来客者のテンションがあがって来た。

ビ−ルが出るわ出るわ。

そして迎えたクス球!

バ−ジンロ−ドはあぜ道だけどクス球こそは!と思いじっと見つめる。

その時ばかりはあれだけうるさかった皆が黙った。

二人はあぜ道を歩きクス球の紐に同時にてをかける。

そして二人は紐をひいた!

クス球が割れ紙ふぶきが舞ったと思った瞬間、飛び立つはずの鳩が二羽 ボトン!と音を立て落ちた。

皆があっけに取られた瞬間に来客者全員が大笑い!

結婚式というよりはバラエティ−ショウ。

酔っ払った客が鳩を捕まえようとするシ−ンやらビ−ルジョッキ片手にウエディングドレスの裾を真っ黒にし酔っ払った新婦が印象的だったな。

最後は新婦が僕に「今日はさ、みんなに好きなだけ飲ませたって」と言った瞬間バタ!彼女は倒れた。

で結婚式のお開きに。  式が終わった後はまるで第二次世界大戦終戦

おびただしい数のビ−ルカン。

店を元どうりに戻すのに丸二日かかった。

Lさんのライヴ最後のアンコ−ルでお茶目な姿を見た瞬間に思い出したことだった。「この人の親戚だよな」っと小声でつぶやきながら。

久々にい〜

暫く日記付けてなかったし、つのる話もあるてんで、久しぶりに日記を打ってたらTちゃんから電話。

電話しながら、コンピュ−タ−いじってたら、変なとこ触ったら全部消えてしまっった。

ぐすん、長いこと打ったのに・・・お詫びに、今度ビ〜ルいっぱいおごってもらおっと。


こんなことしてるようじゃ日記、やっぱり僕には向いていないのかしら?

先日、岡崎のシビックセンタ−のコロネットホ−ルって所でライヴ?コンサ−トだな。


二胡のCさんシンセサイザ−の”Sちゃん”と(東京が音楽テリトリ−)絡んできた。

スンバラシイホ−ルで、何せ綺麗!


完璧なクラシックホ−ル。

リハ−サル終了後に一人ステ−ジに立っていると腕を横に大きく広げ歌いたくなるようなところ。

ステインウェンの黒塗りのグランドピアノが真ん中より少し下手においてある。

客席はすり鉢状で天井が凄く高いホ−ル。 なぜかわくわくしたな。

でも、本番前の緊張感は演奏が始まった瞬間になぜだかなくなっていた。

腹減ったな〜とかビ〜ル飲みたいなとか。

変なこと考えてたらリズムがずれた。まずい!

Cサンがこっちを見てる。「えっMe〜?」

ホントに俺がズレタの〜?って顔するしかない。僕は負けを認めたくなかったんだ。

まあ〜それがライヴ。何があるか分からないから面白い!と思い、待ちに待った打ち上げに。

名古屋は今池のCサンのお気に入りの店。ちょっと変わったチャイニ−ズの店へ。お待ちかねのビ〜ルを注文し

食べ物の注文はすべてCさん任せにした。Cサンの注文はモンゴルテイスト。

その店はCさんを含めいろんなア−ティスト達の打ち上げの場所。味はいいんだ。

それに、七月の終わりから八月の頭にかけてモンゴルに行く僕にとっちゃ練習になると思ったので・・・

アンのかかった肉と野菜の炒め物が出てきた「おお!うまそ〜」と雄叫びをあげ乾杯の後、一気に口の中へ。

ピ−マンと思い口の中に放り込んだのは青唐辛子!咳き込んだ時に鼻の穴から飛び出したのも青唐辛子!喉が痛いやら

鼻が厚いやらでビ〜ルが進んだ進んだ!


気が付くと鍵盤の子に酌までさせていた。 最低の歌い手。(すべて酒のせい)


いつものごとく楽しいコンサ−トだったな。

さあ、次は京都大学西部講堂でJ氏のサポ−ト。

でもって、北陸演歌ライヴに京都祇園のお座敷ライヴ。で六月は閉め!

七月九日は名古屋市南区でソウルバンドライヴ。

3バンド出て1500円とお値打ちにしちゃった1バンド500円ってことだよな。

考えなしの料金設定。俺、ちゃんとケツふけるかな?

京都の夜

金曜の夜、連れがライヴに出るてんで京都まで車を飛ばした。

元キャロルの内海さんのバックやってるのが、俺の連れ。

その日は、内海さんの後に傷だらけの天使とかで活躍してた井上さんがやる。

たまたまふざけて、リハ−サル最中に井上さんのオリジナルをやっていたら、本人が入ってきてしまった!

 やばい!

すかさず「おはようございま〜す」と深々と頭をさげた。

 その業界の内海さんたちの先輩ともあって、クライアント側もばつが悪い。

何かが落っこちるぞ-なんて思ってたら「おっ!俺の曲じゃん!それ今日やるの?」っと満面の笑み。

「は〜」っと胸をなでおろしそのまま、井上さんのリハにバトンを渡した。

ずっと座って聞いていた。

めちゃくちゃいい!

最初はアコ−スティックギタ−だけで・・・ポロリン


素朴だけどメロディ−吸い込まれる。

そうこうしてるうちにライヴに突入。途中からエレキギタ−に持ち替え、太陽にほえろのテ−マを。なぜかその時代にJUSTな俺らのハ−トに火が付く。

盛り上がるライヴがアンコ−ルにまで達した時、なんと井上さんが俺の名を呼んでくれた(涙)

傷だらけの天使の最終回、アキラが死んだシ−ンにかかる”ひとり”って曲を歌わせてくれた。

一生懸命に歌ったけどだいぶアレンジしちゃったかも。

井上さんが言ってくれた「歌ってくれてありがとう」だってよ-!


嬉しかったね〜おっかさん。

豚もおだてりゃ木に登るって、そん時の俺は磨り減ったひずめで木のてっぺんまで登ったような気がしたねえ。

あの手の人の言葉ちゅ-のは深いね。


彼の歌の中にはいろんな引き出しがあって、クラシックだったりジャズだったり。

なんせその引き出しも大きい。

曲を作る時に、たとえばこの曲をマ−ヴィンゲイにささげるつもりだとかイメ−ジングするらしい。

根っからのア−ティストだな〜なんて感じた。

今年65歳だなんて言ってたなあ。

俺もああ言う年の取り方をしたいもんだよ。

そう言う面では、うちのBOSSも似てるとこあるぞ。ん!ええぞ!


なんせすばらしい人だった。

ライヴ後、京都のうまいものをいただいてベロベロになってホテルに帰った。

傷口はもう多分大丈夫だっ!

と念じた。

俺の腹はそんなにやわじゃない!っとも念じた。だから大丈夫。


俺の中の京都の株が上がった。

二日酔いの次の日に食べたソバ屋の大盛り天丼定食も激うまかったな〜!

その後一日ずう〜と胸焼けしてたけど。

BIVA! 京都!

うわさを信じちゃいけないよ

退院してライヴを見に行ってしまいました。

  まあ皆さんに心配してもらって感謝(涙)


なぜかどこでどうなったかは知らないが、痔で入院したとか、やくざの女に手を出して男に刺されたとか、

まあ好き勝手なうわさをたてられて往生こきましたわ。

人のうわさってのはホント面白い。

以前友達四人と沖縄に遊びに行ったとき、ビ−チでボ−っとしていた。

綺麗なちちゃいカニを見つけ、友達に「お-い!沖縄っぽいかにがおったぞ」って言ったら最後の友達に伝わったときにゃあ僕がでかいかにに足を挟まれたなんてことに!

何でもいいけど勘弁してよって感じだったな。
  
まあでも、んな話題とブル〜スが交わって久々に楽しい時間が味わえたかな。


久しい友達にも会えたし。

来週は、久々のステ−ジ、歌詞覚えなきゃ。

帰ってきたぞ

無事退院!
初めて体にメスを入れられついでに腹の中にメッシュとか言う網のようなものを縫いつけられたみたい。アンドロイドになってしまった。

しかし、看護婦さんがやさしかったのと部屋が小奇麗で快適だったのはありがたかったな。


綺麗な看護婦さんにグラっとした時もあった。
でも腹の痛みに洒落たせりふも出なかった。


それに、毎回、検尿とか持っていかなきゃならなかったもんなカッコつけれないよ。「はい、これ今日の分」ってね。

全身麻酔で僕のすべてを見られてるし・・・

そう言う面では残念だった。 美人看護婦ナンパ物語はNG.

    kinutさんだめでしたわ。

笑える話なんだけど、

その病院の周りはSランドがいっぱい!

ひょっとして見舞いついでに立ち寄った人もいるかも?な〜んて。

でも、以前入院した重苦しい雰囲気とはまったく違った入院生活だった。


飯はまずくなかったけど、付け合せによくやさいくずが使ってあったな。

ほうれん草のくずだとかキャベツのくずとか・・・僕のだけかな?やたら芯っぽいのが多かった。

今日の食事はどのくらい?の問いかけに。「はい、全部いただきました」って答えたら

残さず全部食べるいい子って言われた。かなり乗りが良い

これは、即効かけよう!

と思った瞬間もあったが・・・

だめだ腹が痛い!


やっぱりだめでした、kinutさん。残念!

ホレジロウさんをはじめ

Sちゃん、 M君、 C君、 H姉さん Jちゃん H君、Sちゃん。Joちゃんと、

いろんな人がお見舞いに来てくれてとてもとても嬉しかった。

これからお世話になった人たちに恩返しをしなきゃ。


この場を借りて申し上げます。本当にありがとうございました!